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スマートロックの利便性とそのメリットは?

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2021.11.12

おうちの「鍵」に便利なスマートロックとは?

コロナ禍で、リモートワークなど人々の生活様式は変化し、家庭のIoT化も徐々に進化しているようです。鍵におけるIoTとしてイメージしやすいのはスマートロックですが、こちらも一般家庭への普及が進んでいるようです。今回はスマートロックの利便性やメリットについてご紹介します。

スマートロックの利便性とメリット

スマートロックの利便性とメリット

スマートロックとは、IDカードやスマートフォンアプリ等のデバイスを使用して、錠前の施錠・解錠(施解錠)を管理できるシステムです。スマートロックは基本的にオートロック機能が備わっており、鍵のかけ忘れを防ぐことができます。他にもさまざまな機能が備わっており、例えば、一定距離内に近づくと解錠できたり、在宅時でなくとも外部からの施錠状態の確認や、施解錠の操作ができたりと利用シーンに合った機能が多くあります。



非接触・ハンズフリー


Withコロナにおいても、ソーシャルディスタンスや密を避けるといったスタイルが継続されていくことから、錠前と直接接触しないで解錠できるスマートロックはさらに有効活用できることでしょう。
例えば、非接触キーは、ドアに付けられた本体(リーダー)に、キーをかざすだけで施解錠できますし、ICチップ付きのタイプは、ポケットやバッグにキーを携帯していれば、ハンズフリーで自動解錠でき、自宅のエントランスや玄関を通過できます。ドアのそばに立つだけで解錠するので、荷物などで両手が塞がっているとき時は特に便利です。

またテンキーなどを用いたスマートロックは、鍵はおろか鍵代わりのスマホも必要なく、鍵を持たせるのが不安なお子様のいるご家庭にもぴったりです。最近のテンキーはコロナ禍の非接触を意識して、指を近づけるだけで反応するものもあります。


摩耗による劣化がなく耐久性に優れる

スマートロックは、物理的な鍵による錠前機器との直接の接触がなく、鍵の抜き差しによる摩耗がないため、耐久性でもメリットがあります。
※緊急時用に解錠を要する場合もあるため、まったく物理的に鍵がないわけではありません。



閉め忘れの不安がない安心感

鍵を使用するうえで鍵の閉め忘れは多くの方が抱える悩みの種ではないでしょうか。
スマートロックは、心配になったら施錠状態を確認できたり、閉め忘れ時は外部から遠隔で施錠できたりと、鍵の閉め忘れの心配が少なくなることでしょう。

その他にも、さまざまなスマートロック製品

その他にも、さまざまなスマートロック製品

施解錠だけといったように機能を絞り込めば、大きなシステムは要りません。鍵の部分だけに取り付けたり、自身で取り付けが可能なものなどリーズナブルに導入できるタイプもあります。しかし、購入の前には、既存の錠前に適合するかも重要なポイント。不明な点や不安がある場合は、実際に購入する前に、専門のプロに相談するのがよいでしょう。

また、スマートフォンアプリを利用したスマートロックは、ご自身のスマートフォンがご自宅の鍵になります。実際の鍵を使わず施錠や解錠ができたり、時間を設定してオートロックにしたり、鍵の開け閉めの履歴をとったり、機能が満載です。対応するスマートフォンにアプリをインストールしたら、簡単な設定だけで使えるものもあるため安心です。

スマートロックを選ぶときのポイント

スマートロックを選ぶときのポイント

昨今、多様化しているスマートロック製品を選ぶ際は次のことがポイントです。

・現状のドアの形状やサイズ、スマートロックの取り付けに必要なスペースなど、ある程度調べておく。
・部屋の内側・外側など、取り付け場所を専門店と相談の上、対応の鍵タイプと合うものを選ぶ。
・スマートロックを操作するためのアプリは利用可能か、対応デバイスはなにか。
・ご家庭環境、お子様や高齢者などが扱いやすいか。
・信頼や実績のある会社の製品を選ぶ。
・スマートフォンなど、管理機器の紛失時に対応可能か(パスワード変更など)。

錠前の環境はご家庭によりさまざまです。鍵まわりのIoT、スマートロックは日進月歩、新たな機能や新製品が登場していきます。「我が家にはどんなスマートロックが取り付けられるのか」「おすすめのスマートロックは何か」など上記ポイントをご参考いただき、導入する前に一度プロに相談してみてはいかがでしょうか。

「錠」と「鍵」の表記について
錠前(錠・ロック・lock)は、扉などに取り付けて締める金属、機械的または電子的な部品をいいます。鍵(かぎ・キー・key)は、錠前を施錠・解錠する(操作する)ための器具をいいます。ここでは便宜上、日常的な会話に合わせて、鍵と錠前をまとめて「鍵(かぎ)」と記載している場合があります。